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遊戯王ARC-V

3年間続いた遊戯王の一つのシリーズが終わりました。

これから書く感想は、最終話視聴直後にTwitterで呟いたんですが、字数制限とかあったのでこっちに改めて書きます。
内容はTwitterのものとほぼ同じなのであしからず。

最終話について

最終話(148話)「ペンデュラムが描く奇跡」
奇跡と軌跡を掛けたタイトルですね
因みに過去作の最終話タイトルはこちら

遊戯王デュエルモンスターズ
224話「光の中へ完結する物語」
(原作は遊闘343「遊戯 王」)

遊戯王デュエルモンスターズGX
180話「真の卒業デュエル!十代VS伝説のデュエリスト」

遊戯王5D's
154話「光り差す未来へ」

遊戯王ZEXAL
146話「絆よ永遠に…かっとビングだぜ、オレたち!!」

まぁ、タイトルは5D’sからの流れを汲んで主人公に関係したワードですね。
これ自体は特に問題ないと思います。
お楽しみの方ではなかったかと言う感じですが、最終話の内容的にもペンデュラムで良いでしょう。

最終話の率直な感想として、デュエル構成と言うかコンテ的な物は悪くなかったと思います。と言うか普通に歴代に大きく差がつかないくらいには良い。

ただ、これまでの物語の描写が圧倒的に足りなすぎる...

最終戦、遊矢はユート、ユーゴ、ユーリと協力して零児に対抗します。

は?

まぁ、ユートについては良いです。シリーズを通して遊矢との絆がしっかりと描写されており、覇王黒竜もこれまでのデュエルにおける扱いは色々ありますが、遊矢とユートが使う既出のカードです。

で、ユーリ、ユーゴはそんな描写ありました?
ユーリについてはデュエルでわかりあったと言う言い訳が出来なくもないですが、当時の遊矢の状況的に和解したとは思えません。そもそもユーゴに至っては直接の面識ないのでは?

せっかくフュージョンゲート、シンクロゲートという脚本的に良いカードを使っているのに、ここで二人の新規ドラゴンを出したら意味ないでしょう?
この場面で重要なことはギャラリーも言っています

「融合からエクシーズに繋ぐ」

これを描かなきゃいけない。
そしてそのパーツも準備がありました。
ただ...

圧倒的描写不足

ここで新規ドラゴンなんて出そうものならそっちに気が引かれてしまいますね。
しかも、ここでの彼らの役割は殺られ役なんですよ!
新規で出てきたドラゴン、視聴者はモンスター効果もよく理解していません。
デュエリストなら当然そこにも気が削がれてしまいます。
でも、彼らは殺られ役、すぐにご退場です。
視聴者を置いてけぼりにデュエルが進みます。

そもそも、なんでユーリくんとユーゴくんは遊矢に協力的なの?
なんでユート含め君たち仲がいいの?
漫画次元なの?
(漫画版ARCVは彼らは初めから一人の人間の中に入っている所から物語が始まります。正直、アニメでユートと遊矢の姿とデッキが入れ替わったシーンは漫画版からの逆輸入じゃないだろうか?)

そんなかんじで、視聴者を置いてけぼりにストーリーも進みます。
ここでの新規ドラゴンが既出なら視聴者はデュエルについてこれますし、おそらく新規ドラゴンをストーリーに組み込んだ段階で遊矢との関係も描写できるでしょう。
そうすれば、視聴者は詳細を考えずにデュエルの展開を楽しむことが出来たのでは無いでしょうか?

因みにニコニコ動画などのコメントを見ていると各種ゲート速攻魔法を「ご都合主義」やら「速攻魔法がフィールドに残ってるのはおかしい」等のコメントがありますが、

遊戯王の最終話はご都合主義カードが出てなんぼです!

事実過去シリーズもそんな感じでした。
ここでは、「融合からエクシーズに繋ぐこと」が大事ですから、このご都合主義カードは必須です。

速攻魔法云々については、もしかしてOCGプレイヤーじゃないのかな?という感じ。
光の護封剣と同じです、別に違和感ない。

とは言え、この辺の指摘はこれまでのARC-Vの展開によって細かいミスも許せなくなった故のものかと思います。デュエル構成ガタガタでしたから、プレイングミスは1つや2つじゃなかった。


お次、カルタと呼ばれているアクションカード集めについて
僕は悪くないと思います。
ここで、遊矢が実行しなければならないのは「遊矢のデュエルをすること」
事実、「俺のデュエルを見せる」と言っています。
ああいう他の遊びをデュエルに持ち込む戦術は遊矢らしくて非常に良い。
(そういった意味でも昔遊びテーマのSRを持つユーゴとのストーリーが描かれていないのはもったいない)
「遊矢のデュエルは子供の様に思いっきり遊ぶデュエル」です。
ここを批判する人はARC-Vがそもそも別に好きじゃない人か、ARC-Vに疲れてお楽しみを忘れてしまった人だと思います。
とは言え、BB戦、アクションデュエル含め、脚本に対してではないデュエル内容に対しての批判が出ていた部分ではありますから、ここが受け入れられないという人はARC-Vは合わない、それだけだと思います。
(もっとも、これもデュエル構成をアクションマジックに頼って、ピンチを回避やら軌跡で逃げ続けたツケだと思いますが...アニメARC-Vは手札にAカードを大量に加える戦術が存在するので漫画版のように1ターンに1枚とは出来ませんが、せめて発動できるのは1枚に制限しておくべきだったかもしれません...)

このシーンの不足点は、過去に遊矢が最も得意とするアクションフィールドとして登場した「アスレチックサーカス」が、何故「エンタメコロッセオ」になっているかについて、全く説明がないことぐらいかと思います。何故だ

余談ですが、スマイルワールドを全く使わなかったのも評価できますね。
スマイルワールドはあくまで親父のデュエルなので、しっかりと最終戦にかけて、権現坂とのデュエルからは、遊矢はしっかりと自分のデュエルが出来ているといえます。

トドメまでの流れについて
遊矢のカルタ戦術(仮)が成立、遊矢勝利か、と思われた所で零児が上を行きます。
しかし、それは遊矢の戦略の内だった...
最後はオッドアイズのリアクションフォースで勝利
良いんじゃないでしょうか?

流れだけ見れば全く悪いところがありません。

問題なのは、最後の一撃までの描写にしてはかなりあっさりしていたことでしょうか。
零児勝利かと思われた場面でレディエン(遊矢のレディース&ジェントルマンのパフォーマンスのこと)
まぁ、このレディエンは勝ち確でしか出てこない、唐突、煽り、「はぁ?なんだこいつ?(ミッチーの名言)」等、また賛否両論あるわけですが、この際そこは諦めましょう。
わたしは毎回、「はぁ?なんだこいつ?」と心のなかで言って楽しんでます。ミッチーありがとう!

で、逆転の内容としては、カルタ大会で集めた10枚の伏せカードを破壊、デッキから10体のEMを花火として打ち上げ、フィールドのペンデュラムモンスターの数×500オッドアイズを強化するというもの。
なんでかはわかりませんが、花火演出はARC-Vの中では至高のエンタメのようです。
(VS沢渡2戦目が評価良かったから?親父殿の得意フィールドのブロードハイウェイとかをみるに、もしかしたら作中のキャラは色んな色の光を見るのが好きなのかもしれませんね)
まぁ、僕にはよくわかりませんがそれも別にいいでしょう。
問題なのは、EM10体を花火で打ち上げるのが軽すぎたこと。
尺の関係か、これまでのレディエンに比べても、演出が少ないように思えます。

個人的には2点、この場面には不満があります。

まず、一つ目、ここで打ち上げたのは、それこそペンデュラム覚醒前から遊矢が使用していたカードもあります。
遊矢はここで「仲間の力を借りてパワーアップする」と言っています。
デッキから1体づつEMが登場、順に発射台の中に入って行くくらいの演出があっても良かったと私は思う。
そもそもEMはエンタメとメイトからの造語、つまり「エンタメイトはオッドアイズと共にエンターテイメントを披露する仲間たち」です。
彼らは主役でこそ無いものの、遊矢の部隊を支えるキャスト、いきなり花火として打ち上がって終わりというのはあっさりしすぎじゃないでしょうか?

そして2点目、ここで遊矢は「ペンデュラムが繋ぐ力、光のアークなのです」と発言しています。
しかし、実際には打ち上がった花火は特に意味のない墓地肥やしに過ぎず、なんか、ソリッドビジョンで天空には光のアークが描かれましたが、結局はフィールドのペンデュラムモンスターの数だけ攻撃力が上がっただけです。

そもそも、この場面勿体なすぎる!

考えてみるとこの場面、使用されたカードはデッキから打ち上がった10枚とスケールにセットされていた2体の合計12体です。

ここで、ちょっと思い出して頂きたいのがジャック戦の2戦目、遊矢はストレートペンデュラムという、レベル3~7のモンスターを繋ぐ戦術で勝利していました。
これは、おそらくポーカーを参考にした「遊矢のデュエル」だったわけですが...

本題からずれました。
つまり何が言いたいのかというと、これはこの結末に向けて過去話でカードのレベルとスケールを見直さなければならないんですが、
五光の魔術師はスケール12、イグニッションイーグルはスケール1であれば(実際にはスケール10見直しが必要)レベル2~レベル11のEMをデッキから打ち上げれば1~12まで全ての数字で軌跡が描かれるじゃないですか。

え?なんでやらなかったの?

これやってればまさしく全てのレベルを繋ぐ「光のアーク」になったよね?何故だ...

次、柚子関連。

圧倒的描写不足

行間を読めば柚子が何故ここで戻ってこれるのか、一応理由をつけて説明できるでしょう。
おそらく、ザークの闇の心が遊矢のデュエルで消え去ったことでレイはザークを押さえ込む役割を終えたからです。

今の描写量は不親切なのでは!?

そもそもレイは視聴者にとって謎の存在、なんてったってこいつの声は視聴者には聞こえませんでした。
ARC-Vのストーリー、スタンダード次元的には最後はレイラと柚子を救う展開なわけです。
レイラはレイと対話して犠牲となっていますが、一方の柚子sはただの被害者となっています。
せめて柚子くらいはレイと対話して、最終話までの展開を色々覚悟した上でザーク戦に臨んだほうが良かったのでは?
その方が、最後に帰ってきた時の「遊矢を信じてた」という言葉も重みが増すと思います。
今の描写量だと、「アッハイ」って感じです

最終話、最後の感想は、打ち切りENDについて
これはどうするか非常に難しい話です。
なので、これはただの私の希望になるのですが、最終戦はVS親父が良かったです。
まぁ、ストーリーどうするとか、似たデュエルになるであろうデニス戦が近すぎるとかあるんですが。
それこそ、今の流れなら親父デュエルディスク構えたんだから、何故か遊矢と過去に対戦したみんながデュエルディスク構えて、親父含めみんなでデュエルする展開、メリッサの実況のもと、みんなでアクションデュエルの口上を斉唱、ルール無視でエースモンスター全員が召喚、エースモンスターに乗ったデュエリスト勢揃い図でEND、とか冷静になると意味分からない展開でも私は良かった。

最終話の感想はここまで、後は全体の総評など。

総じて、シンクロ編の明らかなグダリが酷かった...

5D?sの世界を描きすぎです。(ARCVの世界ではなく)

あと、ゲストキャラを中心近くに置きすぎ。

ゲストキャラのジャックなんてシンクロ次元編でサヨナラでちょうど良かった。ただでさえシンクロ編長かったんだから...
クロウぐらいはシンクロ次元に仲間を探しに行ったという設定があるから連れて行くしかなかったと思いますが、別行動でザーク戦だけ権現坂とタッグで参加くらいで良かったのではないか。
(沢渡との関係が失くなるため権現坂とシンクロ勢として参加、そもそもスタンダード勢としてクロウが来る意味がわからない。)

カイトも敵対から出てくる必要なかった。レジスタンスの一員、そして遊勝の弟子として出て来るだけで良かったでしょう。
エドも遊勝の影響で、アカデミアのやり方に疑問を抱いた司令官で良かったと思う。
明日香くらいの立ち位置で、偶然、遊矢サイドに合流したというだけの話で十分。

描写不足とARC-Vという作品を視聴者に届かなくした原因は、ゲストキャラに縛られたことだと思います。

そもそもARCVは沢渡、権現坂、素良、黒咲(ネタ枠)、遊矢s、(個人的にはミッチーも)と中心的な良キャラが揃ってるんだから、ちゃんとARCVを中心に動かせば面白かったはずだし、事実ゲストキャラ出てくるまでの話は面白かった。

もういろいろ消化不良ですよね。

そもそもペンデュラムって一体何だったんでしょう?

わかってることは以下
・ペンデュラムを作ったのはザーク
・ザークがレイに負けたのが悔しくて作ったカード
・フィールドから墓地に行かない
・同時に召喚
・何度でも蘇る

良くわかりません、そもそも親父が遊矢にあげたペンデュラムの首飾りは柚子sみたいに遊矢が持っていたもの(ザークの持ち物)なのか、それとは関係ない遊矢の持ち物なのか...
アークの方は、絆や次元、人々やモンスターの心を繋ぐ軌跡だというのはわりあいハッキリしているのですが...


最後に、個人的にはARC-Vは好きな作品だったので、こんな批判される結果になったのは、なんだか悔しいです。以上

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