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スマイル・ワールドについて

どうも、お久しぶり...でもないですね。

遊戯王ARC-Vも終わったし、ヴォーカルベストが発売されるのは何時だろうかと検索かけてたわけですが
そんな中こんな記事を見かけました。

遊 戯 王アーク・ファイブ炎上問題とは

ニコニコ大百科の記事なのですが、こんなの出来てたんですね。
この記事、どうやら他の遊戯王記事がARC-V関連で荒れたため、炎上関係を分離した模様。
うーん、かしこい!

内容を読み進めていくと随分ARC-Vに否定的な人たちが編集した記事のようです。
まぁ、こんな記事作るくらいだから大半は否定的な人たちになるよね。
このARC-Vという作品については、以前私も記事にしています。

遊戯王ARC-V

先の、ニコニコ大百科の記事、私からすると細かい所ではいろいろ突っ込みどころはあるんですが、大筋は外していませんし、冗長なことを除けば大変参考になる記事と言えます。
なんせ、ARC-V、スマイル教に染まって頭空っぽにして見ないと肯定側も擁護できない作品...
私としても、この作品の擁護は出来ねぇ...と思っている訳ですが、内容を全否定したくない作品でもあります。

そんな中、件の記述の中で気になるものが一つ

炎上スマイル

ん?

おいちょっと待て!

スマイル・ワールドの存在意義が不明?

いやいやいやいや
スマイルワールドなんてこれだけ描写不足が嘆かれる本作品において、これでもかというくらい執拗に描写がなされたカードですよ?
それを存在意義不明?
何をおっしゃるウサギさん。
そこ否定したらARC-Vは中身が本当に何もない、アニメになってしまうよ!?

こりゃ記事を書かなきゃいかんというわけで、今回のテーマは「スマイル・ワールド」についてです。

さて、私は記事を書くに当たり簡単に集められる情報は集める主義です、というか普通の文章書きはそれ以上の事をすると思います。

てな訳で、早速遊戯王wikiで<<スマイル・ワールド>>の記事を閲覧します。主に登場したデュエルを確認する目的で。

おや?


...





私が書きたかったことの大半が書かれているじゃないですか!?

え?どういうこと、炎上問題記事の件の記述書いた人は遊戯王wiki確認しなかったの?OCG化されてること知らんの?

一応、ニコニコ大百科にもスマイル・ワールドの記事が存在したので確認してみます。

あっ...(察し)

確認されたのはそこまでひどい記事では無いですが、スマイル・ワールドに対してちょっと否定的な記事。
えぇ...まぁここに書かれてることは否定できませんよ...
そうかー、ニコニコ大百科の記事はアンチの巣窟かー、自分でも炎上問題記事は否定的な人が書いてるって言ったじゃん!
つまりそういう事だ。
なんとなく、ニコニコ大百科はwikipediaと同じ未来を辿る気がしましたまる
今の世の中、多面的に情報集めないとマジで偏った情報しか出てこないのな...

てな訳で、遊戯王が好きな人で編集されているであろう(まだアンチの手が伸びてきていない)遊戯王wikiには、しっかりとスマイル・ワールドの意義が書かれているので、その記述を補足する形で進めていこうと思います。

まずはカード効果

通常魔法
(1):フィールドの表側表示モンスターの攻撃力はターン終了時まで、
フィールドのモンスターの数×100アップする。

非情に癖が強い効果です。
単純に攻撃力アップのカードとして使うだけではアドバンテージがあまり得られないカード、他に上位互換があるってやつです。
当然コンボ前提となります。使い方はwikiやニコニコ大百科(OCGについてはまとも)見てください。

さて、このカードはARC-Vにおいて遊矢の父、榊遊勝が使用したとされるカードで、遊矢の母が思いつめる遊矢に対し喝を入れるために行ったデュエルで使用、遊矢に父のデュエルに対する姿勢の一端を伝えます。
このデュエル中において、遊矢も相手の墓地の魔法カードを使うカードも利用してスマイル・ワールドを使用、デュエルに勝利、このカードはデュエル後に母から遊矢に託されます。

ここでのスマイル・ワールドの役割は目標の定まらなくなった遊矢に対する道標、前に進むための力を与えることです。
正直このスマイル・ワールドというカード、結果としては遊矢にとってはただの足枷でした。視聴者からは遊矢の成長が見られないと批判されるわけですが、実はここに遊矢の成長を逆戻りさせる描写が合ったわけですね。
つまり、それまで遊矢は父の背中を追ってデュエルをし、曲がりなりにも成長してきたわけですが、それだけでは前に進むことが出来なくなり、縋った先はやはり父の背中になった、逆戻りしたというわけです。
そもそも、人間、常に成長するわけではありませんし、成長の逆戻りは別に良いんじゃないかと思います。

ちょっと脇道に寄りましたが、抑えておきたいのは、スマイルワールドは遊勝が遊矢に渡した重要なカードというわけではなく、繰り返しですが、母が遊矢に渡した、父の姿という道標と言うことです。


スマイル・ワールド、次の登場はシンクロ次元、VSセルゲイ、遊矢は柚子の笑顔を守るためと、手札コストとしてこのカードを捨てます。
ここでのメッセージとしては、遊矢はスマイルワールドを使うことが出来なかった(使い方がわからなかった)、エンタメデュエリストとしての父との差が大きく開いていることでしょう。


次の登場はVSジャック・アトラスの2戦目、このデュエルでは計2回使用されます。
一度目の使用はジャックに「借り物の言葉」と否定されます。
この場面の意味としては、VS母の時はスマイル・ワールドのメッセージを受け手として享受した遊矢が、その時と同じメッセージをジャックに伝えようとしたからかと思います。
つまり、母と遊矢という条件で成立していたデュエルをジャックに対して仕掛けたわけです。ジャックからしたら突然のろけ話をされたようなものですから、ちょっとムッとします。
この場面の役割は、遊矢が父のデュエルを理解できていない、単なる摸倣に過ぎないことの描写かと思います。

同じデュエル中、2回目の発動はトドメの場面、ここでスマイル・ワールドという呪縛に囚われ、成長が逆戻りしていた遊矢は元の立ち位置まで戻ってきます。
これは、以前にも書いたようにポーカーを題材とした遊矢のデュエル(これはミッチー戦などでも見られました)をしている事からもわかります。
そして、ジャックは自分の言葉を語るためにスマイル・ワールドを受け入れ自分のものとした遊矢をキングとして認めるわけです。

遊矢はここからエクシーズ次元でスマイル・ワールドを使って、アカデミア軍やらレジスタンスを洗脳、もとい改心させてしていくわけですが、ここちょっと駆け足でしたね。視聴者は困惑しています。やりたかったことは分かるのだけど。

そもそもスマイル・ワールドとは何か?
これは榊遊勝そのものと描かれています。
エクシーズ次元、エド・フェニックスはスマイルワールドの片割れを持っており、エドも榊遊矢に榊遊勝の息子としての立場を求めています。
カイトも遊勝の弟子ですし、エクシーズ次元における遊矢は父親の姿を追いかけている状況を脱していません。
(タイラー姉妹は私には良くわかりません。妹ちゃんかわいいです。)


続いて、融合次元です。
スマイル・ワールドの登場の前に一つ、BB戦について触れます。
このデュエルスマイル・ワールドが出てこない、遊矢がBBの姿に自分をかさねている、遊矢が自分のデュエルを披露する、と実はかなり重要なデュエルです。遊矢のエンタメデュエルはここで一度完成形を表しており、遊矢の成長が伺えます。

しかしながら、遊矢こそが次元戦争の原因、ズァークそのものだったという事実に遊矢はぶつかります。
はい、ご察しの通り遊矢の成長はまた巻き戻ります。
遊矢はユーリとのデュエル中、スマイル・ワールドを父、遊勝と見立て、それに縋りながらデュエルを進めていきます。

そして、デュエルの最中、罠カード「決別」を発動、父そのものと考えてきたスマイル・ワールドを捨てます。
完全に余談ですが、この「決別」というカード、所謂遊戯王の中盤に出てくるストーリー上のキーカードです。
GXで言えば「融合破棄」、ZEXALで言えば「VAIN-裏切りの嘲笑」なんかがそれですね。5D'sは遊星が悪落ちしないので判断が難しいですが、「Z-ONE」とかでしょうか?初代はちょっと思いつきません。千年アイテム?ちょっと違うか。

さて、スマイル・ワールドと決別した遊矢は遊戯王恒例の悪落ち、ズァークとなります。
ここで、ちょっと最初のニコニコの記事に戻りますが、遊矢はここでスマイル・ワールドと決別、以降このカードは出てきません。
これが、ラストデュエルでスマイル・ワールドが出てこない理由です。

これだけで終わっても良いですし、こっからはグダグダなのですが、お付き合い頂ける方、もう少し続けますのでお付き合いください。

スマイル・ワールドは先に述べた通り、決別後は退場なのですが、似たようなカードとしてスマイル・ユニバースが登場します。

スマイル・ユニバース
速攻魔法
このカードを発動するターン、お互いのプレイヤーは、
このカードの効果以外ではモンスターを召喚・特殊召喚できず、攻撃もできない。
①:Pモンスターを自分のエクストラデッキから可能な限り特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターは通常モンスターとして扱い、その効果は無効化される。
その後、この効果で特殊召喚したモンスターの攻撃力の合計分だけ相手のLPを回復する。

まぁ、ぶっ壊れカードなんですが、それはひとまず置いておきましょう。

このスマイル・ユニバース、ズァークの中で閉じこもっていた遊矢が表に出てきた際に使用したカードなんですが、この意味は何なんでしょうね?
立ち位置としては融合・シンクロ・エクシーズを打ち消すエンシリーズの5枚目、ペンデュラムを打ち消すカードです。
そもそも、ペンデュラムカード、遊矢がずっと自分の生み出したカード、自分の力だと思っていたわけですが、実際にはズァークが生み出したものであったことが、このデュエル中に判明しています。
ここまでの解釈は容易で、つまり、ペンデュラムからの脱却、ズァークとの決別を意味するカードです。
実際の所、遊矢のデュエルはペンデュラムと密接に関わってきましたが、その本質は遊ぶデュエルであり、ペンデュラムは道具に過ぎません。
この辺は最終戦でトドメの際にペンデュラムスケールは除外、ご退場していることからも伺えるかと思います。

では、何故、スマイル・ユニバースである必要があったのでしょうか?

これは、良くわかりません。
私の想像では、ズァーク戦に立ち向かった、ランサーズ、レイ達、プロフェッサーに加えて、最後のピース、次元戦争に立ち向かい続けた父親と、肩を並べて勝利を掴み取るという事を描きたかったのかなと思います。
父親の姿を追いかける自分との決別を経て、父親と肩を並べられるデュエリストになる。
つまり、スマイル・ユニバースは、父親の象徴であるスマイル・ワールドと、次元を渡り、様々な世界を経験して成長した遊矢の二人の力を合わせたカード、スマイルとユニバースを表すカード!...だと良いですね。


最後に
長々と語りましたが、スマイル・ワールドはARC-V2年目以降の物語の軸となったカードです。
このカードの扱われ方を追いかけることで、描写不足でわかりにくい主人公遊矢の成長も理解しやすくなるのではないでしょうか?
このカードを否定してしまうと、本当にARC-Vは(ニコニコ大百科で問題点として挙げられていた他の事由によって)何もなくなると思います。
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